お手軽な堤防釣りはどうでしょう?
50代からの趣味にレンタルボートの釣りはいかが?では、レンタルボートでのフィッシングライフをお勧めしましたが、今回は、「そうは言うても、いきなりボートはハードル高いよ!」という方向けのお話です。
堤防からは釣れない?
堤防などの「おかっぱり」から釣りを既に楽しまれている方も、まだ釣りデビューされていない方も、「堤防で釣りしても大物は釣れないんでしょう?」という感覚を持っていませんか?
実はそんなことはないんです。おかっぱりの釣果はあなどれないんです!
私も今は、レンタルボートで沖合での釣りを楽しんでいますが、堤防がこんなに混んでさえいなければ(!)、ゆったりとしたおかっぱりの釣りを今でも楽しみたいのです。
堤防釣り(※釣り人は「波止釣り」とも言います)とレンタルボートは、それぞれ別の楽しさがあります。そこで今回は、堤防釣りのメリットと、レンタルボートのデメリットを考えてみました。
堤防の釣りにメリットあり!
【堤防釣りのメリット】
・なんと言っても堤防の釣りはボート代がかからない。
・多少の波があろうと、どっしりとした地上から釣りができる。
・レンタルボートの営業時間では対応できない、魚のお食事タイム(日出、日没)で釣れる。
・天候が急変しても、すぐに撤収して帰れるため安全安心。
・「ボーズ」(=一匹も釣れないこと)を食らっても、「まあこんなもんでしょ!」と余裕。
・小さい子供連れのファミリーフィッシングでは、サビキ釣りやチョイ投げ釣りが楽しい。
・ポップアップテントを持っていくと、キャンプ気分も味わえる。
【レンタルボートのデメリット】
・ボートの大きさにもよるが、波が多少あると船を出すこと自体が危険。
・少なくとも1万円以上のレンタル代がかかるので、ボーズだと本当に悲しくなる。
・波風の影響を受けながらポイントに寄せる操船が必要なため、船長は釣り以外で結構忙しい。
・営業時間が9時5時のところが多く、その場合、釣りに最適な時間帯を逃してしまう。
・予報が外れて天候が急変すると、マリーナに向かう帰路で怖い気持ちになることもあり。
・天気予報は良くても、現地では意外と波が高く、安全のため出航できないこともあり。
「飲ませ」を楽しもう!
堤防釣りのメリットは分かったけど、結局、堤防から大物は釣れないんだろ?とお嘆きの方。
結論から言いましょう!!
例えば、アジなどの小さい魚を大きい魚のエサにする「飲ませ」という釣り方であれば、時期にもよりますが、ハマチ(~60㎝)どころか、ブリクラス(80㎝~)まで十分に可能性があります!
見たほうが早いので、オーナー針さんの動画をご紹介します。
初心者でもOK!泳がせのませウキ仕掛編【安近短】をご覧ください。
ウキを付けるやり方と、ウキを付けないやり方あるのですが、見てて面白いのはウキ釣りですね。ウキがスッと沈み込んで、ラインが魚に引き出されていくのを見るのはタマリマセン。
隣の釣り人との間隔が狭いと、潮が流れて放ったらかしにはできず、その分の手間はかかりますが、ウキが沈んで、じっくり魚にモグモグさせて油断したところで、針をかけていく瞬間はホントにドキドキです。
仕掛けは難しい?
肝心の仕掛けですが、エサが良い仕事をするだけで、基本的にはウキ下から3~5mのところに、生きたアジなどの小魚を付けて放置するシンプルなシステムです。
あとは生きたアジが大物を勝手に連れてきてくれるという仕組みです。生きたアジの調達は現地で行うも良し、大きい釣具屋さんなら生きたアジを100~200円くらいで売っています。
家族で行くファミリーフィッシングなら、子供にサビキ釣りでアジを釣ってもらい、お父さんはそれをエサに大物を釣るというサイクルができて、子供も大喜びでアジを釣ってくれます。
サビキ釣りもセットでどうぞ!
サビキ釣りとは、コマセという小さいオキアミを撒きながら、その中にオキアミに似た疑似餌の針を行き来させることで魚が釣れる仕組みで、初心者の方でも簡単に釣れる方法です。
ニオイが…という方もおられると思いますが、今は釣り具だけでなくエサも進化しています。チューブ入りのニオイの少ないコマセが普通に売られており、エサに触ることなく釣りの準備が完了してしまいます。
ハマチなどの青物のほかにタイ、スズキ、コチ、ヒラメ、サゴシなど、何が釣れるかわからないドキドキとダイナミックな引きが楽しめる飲ませ釣りに、ぜひ一度チャレンジしてみてください!