小型二輪免許はどうでしょう?(50代からの資格取得)

2022年6月24日

みなさんは50ccの原動機付き自転車(=原付一種)、いわゆる原チャリに乗られたことはありますか?

普通自動車免許を持っていれば乗れますので、所有はしていなくても、レンタルバイクなんかで借りられた方も、中にはいらっしゃるのでは?

今回は、4月から通勤や通学方法が変わったりして、はじめて原付一種(=50cc未満のバイク)を買おうかな~と検討中の方へ向けた内容です。

結論から言いますと、小型二輪免許の取得は必要ですが、車の免許をお持ちなら2日で教習が終わるようになりましたので、原付一種(50cc未満)ではなく、原付二種(50cc以上125cc未満)をオススメします!

私も通勤時に使ってました

今の住宅への引越し前は、最寄り駅からバス圏の距離に住んでいまして、子供が生まれる前の夫婦二人の頃は、ありがたくも、妻が最寄り駅まで送ってくれていました。

しかし妻の妊娠後はさすがに…ということで、バスを利用することにしたのですが、バスは本当に時間通りに来ませんよね(泣)

路線バス

雨の日などは特にヒドイのか、延々と待った後に2台のバスがつながって到着したり、逆に2台つながったバスが目の前で通過した後、延々と待たされたり…と。

50mくらい前から最寄りのバス停が見えるのですが、目の前で3台、バスが連続して通過していった時は、次のバス到着が当分は期待できず、会社を休もうかとさえ思いました(笑)

そんな状況が続いたのち、最寄り駅近くにバイク駐輪場があったことを思い出して、バスの定期代とバイクの駐輪料などのコストを比較して、バイク購入を決定しました。

バイク屋さん

今の家への引越しの後は、最寄り駅まで徒歩圏になったこと、会社へ定期券提出が義務付けられるようになりましたので、そういう悪いことは一切していません…。

原付二種バイク(125cc)を購入

私は大昔に普通自動二輪免許(いわゆる中型免許)を取得しており、通勤用バイクの選択肢は、原付一種(~50cc)と原付二種(~125cc)の二つがありました。

250ccなど、さらに大きいバイクの選択肢もありましたが、維持費や駅前駐輪代がハネ上がりますので論外でした(笑)

スクーター

しかし、二つの選択肢と言いながらも、私はその当時から原付二種(125cc)一択でした。

免許制度の改正もあって、最近では原付二種の人気が出てきているようですが、私の経験からもコチラを強くオススメします。

というよりも、特殊な事情がない限り、原付一種をオススメしないという感じです。

原付一種(50cc)をオススメしない理由

もちろん原付一種にもメリットがあり、その最大の点が新たな免許が不要で、普通自動車免許で乗れるということではないでしょうか。

また、別に排気量が125ccもなくても、普段使いでは50ccもあれば充分じゃないのとのご意見もあるかと思います。

住宅街

この点、本当に近所の住宅街だけをウロチョロする程度の用途であれば、それはそれで全くOKだと思います。

しかし、制限速度60kmの幹線道路を走ることは、将来も絶対にありませんか?

もし、少しでも予想されるなら、原付一種では重大なリスクが二つあると私は考えています。

スピード違反のリスク

原付一種の制限速度は最大でも30kmですから、もし60km以上のスピードを出した(出た)場合、30km超のスピード違反となり、赤切符で10万円以下の罰金、一発免停になる可能性があります。

当然ですが、バイクだけの免停にとどまらず、車の免許もできなくなるわけです。

運転免許証

一発免停まで行かなくても、制限速度50kmの道路で、50km+αのスピードで交通が流れており、安全のためであってもその流れに乗っていると、自分だけがスピード違反で摘発を受ける可能性があるワケです。

実際、家の近くの下り坂の幹線道路で、白バイに検挙されている原付一種を何度見たか分からないくらい、しょっちゅう捕まっています。

白バイ

原付一種は白ナンバー、原付二種は黄色やピンクナンバーですから、簡単に区別がつきます。

警察なりの理由があって検挙する場所を設定していると思いたいですが、30km超のスピード違反だとソク免停ですから、とてもじゃないですが、私は怖くて原付一種に乗れません…。

事故のリスク

例えば、制限速度60kmの道路なら、現実の道路では70kmやそれ以上で流れている場合も多いかと思います。

そんな流れの中で、原付一種ではスピード違反を仮に無視しても60km位しかスピードが出ず、流れに乗るには無理があり、結果として交通の流れを妨げ、事故の可能性も高まるのではないかと思いませんか?

私は中型免許を取る前に原付免許を取り、実際に原付一種に乗っていた時期あるのですが、60km速度制限の道路を、原付一種の最大制限速度である30kmで走ることに身の危険を感じたものです。

高速道路

後に車を運転するようになった時は、自分が交通の流れに乗っているにも関わらず、30kmで走る原付一種を追い越すため車線変更が必要になったりと、事故のリスクが高まる危険性を感じました。

車とバイクが事故を起こした場合は、加害者や被害者という視点以前に、バイク側だけが悲惨なケガをすることになりがちで、バイクに乗る側が身を守る重要性が高まります。

二段階右折のルール

これは重大なリスクとまでは言えないと思いますが、原付一種のデメリットかと思います。

私が原付一種に乗っていた昔には、二段階右折のルールがなかったので、実際にそのように走行した経験ないのですが、今の道路上でこのルールを守っている人をあまり見ないような気がします。

交差点

しかし違反は違反ですし、実際に検挙されている人の動画も上がったりして、点数も引かれて反則金も支払うのでしょうから、リスクではありますよね。

たま~に二段階右折のため、交差点付近で止まっている原付を見ることありますが、1台ならともかく複数台が右折で重なった場合、交差点付近で信号を待つのは不安を感じないものなのでしょうか?

ルールさえ守っていれば絶対安全ということは誰も保証してくれませんので、このルールに規制されないバイクがあるなら、それを選択したいと私は思うのです。

原付二種のメリット

ランニングコスト面では、原付一種と同様にファミリーバイク保険が利用でき、任意の自動車保険に割安で付加できるメリットが維持できます。

また駅前の駐輪場などでも、料金設定が125cc未満とそれ以上で分けられているケースが多く、ランニングコストを原付一種程度で抑えられるというのは非常に魅力です。

自転車置き場

あくまでも私のイメージですが、原付一種なみのランニングコストで、原付一種の面倒なルールから解放されるのが原付二種のメリットという感じですね。

ランニングコスト以外のメリットは以下があげられます。

交通の流れに乗れる

原付一種のデメリットの裏返しになりますが、125ccの排気量があれば、幹線道路を含めた一般道では交通の流れをリードできます。

私自身は現在、10年以上前に購入したスズキ・アドレスV125に乗っており、信号待ちで先頭に出た後、いつも法定速度まで軽く加速するだけですが、後ろの車が同じ加速で付いてきた記憶がほとんどありません。

あおり運転

そのまま交通の流れに乗ってしまうと、他の車と絡むこと自体が減りますから、交通事故という観点でも安心感あります。

「通勤快速」の異名は伊達じゃないですね!

二人乗り可能

自分自身の転倒経験から、私はバイクの二人乗りにはあまり肯定的でなく、原付二種のメリットというほどではないと思っているのですが、車体にステップ等の装備があれば二人乗りができます。

二人乗りのバイク

私も何度か、妻を乗せて近所をウロチョロしたことありますが、125cc程度の排気量や重量では、運転中の挙動が大きく変わりますし、もらい事故も怖いですし、最近はもっぱら一人乗りです。

なので、原付二種の二人乗りは緊急用と考えたほうが良いレベルですが、近所の送り迎え程度ならイケそうですね。

魅力的なラインナップ

一昔前のガラケーがそうなのでしょうが、原付一種の50ccバイクというのも、日本独自のガラパコス文化のようで、小型バイクの世界基準としては125ccがスタンダードのようです。

50ccバイクの日本市場は縮小の一途らしく、メーカーも開発に回せる余力がなく、世界戦略車を日本でも流通させるという方向は決定的なようです。

地球を持つ人

なのでバイクの選択にあたっては、今後も原付一種の選択肢は減り続け、原付二種のカテゴリーで魅力的なバイクが出てくるものと思われます。

原付二種のデメリット

原付二種のメリットだけ強調するのもフェアじゃないですから、一応デメリットも紹介しておきますね。

小型二輪免許が必要

何と言ってもコレが最大でしょう。

しかし、小型バイクの世界基準と連動してのことなのか、日本でも原付二種(~125cc)を後押しする動きがあり、その一つが免許制度の改正です。

自動車免許の所持は前提ですが、2018年の道交法改正で、以前は教習に3日間必要だったところが最短2日間に短縮され、例えば土日だけで取得できるようになりました。

教習車

費用は教習所によってピンキリですが、だいたい11万円くらいかかるようで、これが最大のデメリットと言えるかと思います。

ただ、13万円程度で普通二輪免許(いわゆる中型)が取得できますから、今から取得するとすれば、会社を休むことになっても、私は間違いなくコチラを選択します…(笑)

なお、教習所に通わずに運転免許試験場で一発試験を受けるという激安コースもありますので、近くに運転免許試験場があったり、複数回チャレンジできる時間の余裕のある方には向いているかもしれません。

車体は少し高い

自動車でも排気量が大きくなると、だいたい価格も上がりますから、これはデメリットというほどのことでもない気もします。

私が使っているバイクはアドレスV125ですが、その現行型で125ccと50ccのモデルを比較すると以下でした。

アドレスV50:182,600円

アドレス125:225,500円

ご参考まで、私が気になっているホンダ・PCXは357,500円で、それなりのお値段ですがカッコイイ~!

スピードが出てしまう…

これは交通の流れをリードできるだけのパワーがある、原付二種ならではデメリットになります。

原付一種は最大でも60km位しかスピードが出ませんが、原付二種の場合は60kmどころか、90km位出てしまうモデルもあります。

スピードを出す車

事故が起きた際、スピードによっては加速度的にダメージが大きくなりますので、それなりの備えが必要です。

セーフティライドで楽しみましょう!

休日にも、通勤や通学で使っている最寄り駅周辺に行きたくなることはないでしょうか?

原付の場合は一種でも二種でも、駅前で2時間程度は無料で駐車できる駐輪場が、最近は増えてきているのではないでしょうか。

自動車の場合は駐車料金が気になってしまい、外出自体を躊躇してしまいますし、一人で車を運転するのはエコでもないので、リッター50km程度は普通に走る原付はとても魅力的です。

しかし気軽な反面、事故のダメージが小さくないことから、長袖長ズボンを基本に、私はヘルメットはフルフェイスを選択し、手袋も必ず着用するようにしています。

ヘルメットを持つ人

思わぬ雨が降り出した際にも、行動を焦って事故を誘発しないで済むよう、しっかりとした雨具も常備しています。

最近は気温が上がって、風を感じながら二輪車に乗るのが心地よい季節になってきました。

原付二種であれば、ちょっとしたツーリングも快適ですので、安全面にしっかり注意して、二輪車の世界を経験してみてはいかがでしょうか?

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趣味と資格

Posted by おとぴん