事故はいつも突然です。後付けドライブレコーダーを設置して備えましょう!
50代から独学で資格取得(電気工事士・筆記試験編)で書きましたが、一昨年に、ドライブレコーダーをつけておけばよかったと思った車両事故を起こしてしまいました。
きっかけとなった事故
出先の駐車場から自分の車をゆっくり出していたところ、向かいの車がギアを間違えて入れて飛び出してきて、こちらはすぐに止まりましたが、相手が勢いよくぶつかってきたという状況です。
相手方の運転手はすぐに下りてきて、コチラへのお詫びとともに「ギアを入れ間違いまして…」と過失も認めていたのですが、保険会社の結論は過失割合50:50の判定でした。
自動車保険に弁護士特約を付けていたので、個別相談もしましたが、コチラが動いていなかったという物的証拠がなく、過失割合は覆ることがありませんでした。
気持ちは別として、もしかするとコチラもわずかに動いていたのかもしれませんが、それが事実であれば、自分を納得させるためにも記録が必要でした。
人身事故にはならなかったのですが、車両の被害が割と大きく、やむなく保険を使うこととしましたが、まあ納得できなかったですね…。
来年から上がる保険料を試算すると、10万円以上増額ですし、ドライブレコーダーつけておけばよかったと、本当に後悔しました…。
設置してなかった理由
ドライブレコーダーの必要性は、前からずっと気になってたんですが、8年落ちで10万キロ乗っている古い車でしたので、次の車買った時につけようと安易に考えていました。
最近ではアオリ運転の問題もありますしね。
これまで、もらい事故はあっても、こちらに過失割合が発生する事故は起こしたことがなかったので、自分からは事故は起こさないという慢心もあったのかもしれません…。
ちなみに後日、皆さんがどれくらいドライブレコーダを設置しているのかを調べたところ、ある調査では43%という数字がありました。
ドライブレコーダーの搭載率43.0%、直近年で急上昇 – Yahoo!ニュース
自分が知らないだけで、こんなにも事故に備えている人がたくさんいたんですね…。
事故後にドライブレコーダーを検討したところ、1~2万円程度で、前後だの全方位だの、駐車中の事故を記録できるものまで、まあ色々な種類のスグレモノがありました。
が、ここで問題になるのが取付に必要な工賃です(笑)
カメラの数にもよりますが、2万円のカメラを設置するのに、2万円くらい工賃かかるじゃないですか!
事故の後始末と保険料のアップで相当なダメージを受けているのに、そんな出費はできません!
とは言え、電気系統触るの怖いな~と思って、50代から独学で資格取得(電気工事士・筆記試験編)となるわけです。
ちなみに、車の電気系統を触るのに、電気工事士の資格いらないんですけどね!
ドライブレコーダーの選択基準
ドライブレコーダーの選び方には色々あると思いますが、私は以下を基準に選びました。
【絶対条件】
・高画質であること(最低200万画素、できれば300万画素以上)
⇒性能は画素数だけではないと思いますが、ナンバー撮影のため、夜間のカメラ性能にも着目しました。
・リアカメラがあること
⇒せっかくならアオリ運転にも対応したかったためです。
【気にしない条件】
・駐車監視機能
⇒バッテリー上がりが気になったほか、前後2カメラでは、そもそもサイドが映らないので外しました。
・スマホとの連携
⇒実際の事故の際、相手や警察官と話をする時など、車内ではなくスマホで確認できるほうが便利なんでしょうが、あれば便利というくらいの条件と考えました。
ほかに、側面まで撮影できる全方位撮影のカメラもあるんですが、そもそも値段がお高め(笑)で、候補から外しました。
全方位の撮影で全体的に画質が弱くなるほか、取付場所によって後方の撮影に難があることも弱点でしたね。
最終的に私が選んだのは、こちらの機種です。
DIYで取付
取付にあたっては、電源をどうするかをまず考える必要があります。
簡単に言うと、①アクセサリーソケットから取る方法、②ヒューズボックスから電源を分岐する方法、③その他です。
既に、③その他の方法で電源を取れる方は、そもそもこのページなど読んでないと思いますので(笑)、③が特に気になる方以外は、①か②がおすすめです。
①の場合、どうしても露出配線の部分が多くなるとは思いますが、それだけを理由にドライブレコーダーを設置しないのは、大きな間違いだと私は断言します(笑)
ボーイスカウトのモットーじゃないですけど「そなえよつねに」ですよ!
もし、見た目で露出配線をしたくない場合は、②のヒューズボックスから必要な電源を取り出すことになりますが、その際に必要なのが、ヒューズ電源タイプの電源ソケットです。
私が選んだのは、こちらの商品で、カメラとの接続部分にゆるみ止めがついているスグレものでした。
ヒューズボックスは車によって位置が異なりますが、車の取扱説明書を見れば記載されているはずです。
この中から、アクセサリー電源のヒューズを抜いて、同じアンペアのヒューズ電源と差し替えれば完了です。
ただし、ヒューズを入れる向き(+側と-側があります)を確認する必要があり、テスターが必要です。
私は、家の電気のDIYをしたいこともあって、汎用性のあるこちらの商品を購入しました。
電池の残量のチェックなどにも使えますので、一家に一台オススメです!
隠蔽配線
なるべく配線を目立たさなくするためには、車の内張りをはがして、中に配線を入れていく必要ありますが、そこで便利なグッズが以下です。
「内張りはがし」を使うと、プラスティックの内装が簡単にはがせますが、割れないようにはがすのは一番気を遣うところですね。
私は今回初めて車の内張りをはがしましたが、一番最初のところでスゴイ勇気が必要だったほかは、意外に簡単に外すことができました。
内張りを全て外しても、床下など、配線を通しにくいところはありますので、その場合に配線ガイドは役に立ちますが、これは他のものでも代用ができるかもしれません。
それと、一番大事なところですが、内張りをはがす作業をする前に、いったん、すべてのパーツを組み合わせて、ドライブレコーダーが完全に作動することを確認してください。
内張りをはがしてから、初期不良などが見つかって返品処理等していると、いったん内張を元に戻すか、次の取付まで、内装をはがしたままにしておく必要があるからです。
内張をはがすときに割れる危険性が多少でもある以上、内装をはがす作業は一回にしておきたいところ、くれぐれも配線前の動作チェックはお忘れなく…。
それでは、今日も一日安全運転で!