歴史と文化の時間です(50代からの英語多読26)
50代から英語を独学でやり直しているおとぴんです。
現在の英語力はTOEICスコア575(リスニング300 リーディング275)です。
ゴールデンウィークに入って釣行が多くなったこともあり、ガッツリと気が緩んできているところ、6月TOEIC試験の申込期間に入りました…。
さて…どうしたものか…(笑)
語数のカウント方法
英語多読については、とりあえず100万語を目標に頑張ってまして、「今日の多読リスト」の累計が現時点での到達点になります。
今回だったら、「202,571」語となるワケです。
しかし、実際にはイチイチ記録をしなくても、私が利用しているサブスクサイトでは、ログイン後の「マイページ」で、勝手に累計語数を記録していってくれます。
少し前になりますが、私のマイページのスクリーンショットがこちらです。
実際には、一冊の本を読了してから終了ボタンをクリックすると、一冊分の語数と冊数がカウントされる仕組みになっています。
なので本来は、語数のカウントなんて面倒なことを気にすることなく、ひたすら読むことだけに集中できるのです。
マイページでの自動カウントと、自分でカウントした累計語数とは多少の誤差ありますが、小さなことは気にしない~!
「Graded Pocket Readers」シリーズ②
前回はホームステイモノで、英語圏と言ってもそれぞれのお国柄を感じさせるような内容で、ちょっとした異文化疑似体験ができました。
今回も同じシリーズなのですが、共通のテーマもなく、タイトルでもワクワクしなかったのですが、いつもどおり、面白くなければすぐにやめる気持ちでスタートしました(笑)
今回ご紹介するのは日系人コミュニティのお話ですが、恥ずかしながらこれまでは、日系アメリカ人や日系ブラジル人という言葉くらいしか知らなかったので、内容はどうでしょうか…。
エピソードの紹介
当時の日本人の移民先は主にアメリカ、カナダ、ブラジルとペルーでしたが、この本では日系カナダ人とアメリカ人のエピソードが語られます。
全員で9人の波乱万丈エピソードありますが、今回は、最初に登場するナガノマンゾウさんについてご紹介します。
1877年(明治10年)、海外旅行を夢見ていた22歳の彼は、イギリスの貨物船にコッソリ潜り込んで海外への密航を図ります。
途中、船員に見つかりますが、幸いにも海に放り出されることはなく、カナダのブリティッシュコロンビア州に到着、様々な仕事をする中でサーモン漁と出会います。
その後日本に戻ったり、シアトルでお店を開いたりしますが、最終的にカナダへ戻ってサーモンの輸出などで事業を成功させるも、当時木造だった本社建物が火災にあい、彼は全ての財産を失います。
失意の中、彼は日本に戻って亡くなってしまいますが、彼らの子供たちが再びカナダを目指すのです…。
なんと、カナダ移民第1号の彼にちなんで、「Mount Manzo Nagano」という山がオウェキノ湖の近くにあるそうです。
感想など
各エピソードで共通して驚かさせるのは、移民一世のバイタリティだけでなく、二世や三世を含めての忍耐力・行動力です。
当時はあたりまえのようにアジア人差別があって、ヨーロッパ人よりも給料は安く、市民権もなく、就ける職業が制限され、土地や家も所有できない時代があったんですね。
そこへきて、日本が敵となる第2次世界大戦がはじまり、地位改善のため苦労して大学に入った移民二世も、否応なく強制収容所へ送り込まれて全てを失い…。
それでも彼らは立ち上がって粘り強く行動し、権利を獲得し、自分たちの地位を向上させていくのです。
わずか100年ほど前、日本の貧しい時代は確かにあり、戦争を含めた激動の時代に翻弄され、また差別される中で、たくましく生き抜いたたくさんの日本人がいたことに感銘を受けました。
実は私、このゴールデンウィークに日本海へ釣行に出かけたのですが、波風の良くないタイミングを利用して「舞鶴引揚記念館」へ立ち寄ってきました。
語り部さんから「シベリア抑留」の悲惨・過酷な状況を聞きながら、現在進行中のウクライナ情勢と重なる部分もあって、「歴史は繰り返す」という言葉を思い返すことになりました。
飽食の時代と言われて久しいですが、現在の恵まれた日本に住んでいることに感謝しつつ、当時のハングリーな気持ちを、少しは持たないとイケナイのではないかと感じる今日この頃です。
今日の多読リスト
「Japanese Communities Around the World」を含めて、今日読んだ本のリストです。
今回で20万語を超えまして、気が早いのですが、なんか100万語もイケそうな予感が…(笑)
タイトル | YL | 総語数 | 累計 |
Japanese Communities Around the World | 1.8-2.2 | 7,491 | 175,637 |
Culture Shock Japan | 1.8-2.2 | 7,561 | 183,198 |
Conspiracy Theories | 1.8-2.2 | 7,862 | 191,060 |
Kuchisake Onna Story | 1.5-1.8 | 3,833 | 194,893 |
Ice Station at the End of the World | 1.8-2.2 | 7,678 | 202,571 |
「Culture Shock Japan」は、外国人の目からみた「日本あるある」みたいですが、知らないことも多くて、とてもオモシロかったです。
例えば、和食居酒屋さんでの靴を脱ぐタイミング、菊の花のプレゼント、香典袋の間違った使い方、日本語での軽い相槌の「はい」の勘違いなど、毎ページに面白エピソードが満載でした!
声を出さないように気を付けて電車の中で読んでいましたが、何度もクスッとやってしましました…(恥)
陰謀論はお好き?
「Conspiracy Theories」は、いわゆる「陰謀論」というヤツですね。
ここでは「宇宙人の存在」「マリリンモンローの死」「ケネディ大統領暗殺」「月面着陸の真実」と4本のテーマで陰謀論が語られるのですが、それぞれに説得力があってなかなかの迫力でした。
「宇宙人」以外は人間臭い感じで、公式発表以外の事実が隠されている可能性は充分にありえると思いますし、将来、新たな事実が明らかになるかもしれません。
しかし「宇宙人の存在」だけはロマンを感じるんですよね~地球が侵略されたら困りますが~(笑)
「Kuchisake Onna Story」は、出だしが想像と違ってたので読み始めましたが、結局は「私、キレイ?」で、特に驚きはなく…。
「Ice Station at the End of the World」は、南極地域観測隊の日常生活の話ではなく、サスペンスものでしたので、何かが起こることを期待して読み進めましたが、予想外の結末とまではいきませんでした…。
面白くなければすぐにやめたら良いのですが、もうそろそろ何かあるやろ~と期待してしまう気持ちもあって、ヤメドキがなかなか難しいです!