面接試験を覚えていますか?(50代からの英語多読27)
50代から英語を独学でやり直しているおとぴんです。
現在の英語力はTOEICスコア575(リスニング300 リーディング275)です。
多読は継続しているのですが、毎日のボキャビルに身が入らなくなってきまして、いつもどおり自分を追い込むため(笑)、考えていた時期より早いのですが、6月TOEIC試験の申込をしました。
申し込みをした途端、浮気心で「公式問題集」が気になってきた私です…。
「Pocket Readeres」シリーズ②
前回のシリーズは後半で少しダレてしまいましたが、自分が共感できそう…という視点で見つけた新たなシリーズモノがコレです。
新入社員が配属されたばかりの時期でもあり、「はじめての企業面接、成功するか?」というキャッチコピーに惹かれました!
ほかにも「初仕事の一週間を乗り切ろう!」「今日からキミも、プレゼンに挑戦だ!」などなど、新人ビジネスマンの奮闘記シリーズみたいで、50代のオッチャンもフレッシュな気持ちになれそうです(笑)
あらすじと感想など
この本の面白いところの一つが、「この物語はあなたと共に始まる」というフレーズでスタートし、主人公は読者という設定になっているところです。
具体的には今回、「あなたは就活中で、セミナーに参加したり企業研究をしています」というシーンから始まり、読者自身が経験を重ねていく流れで物語が進行しています。
一話目での「私」ですが、たくさんの会社にエントリーするものの、面接まで進むことは難しく、ようやく「PHヘルスジャパン」の面接を取り付けましたが、コトはスムースには進みません。
寝坊し、電車を乗り過ごし、道に迷った挙句、面接時間に遅れてしまうだけでなく、企業研究が十分でなかったため、面接の場面でも大失敗を重ねてしまい…。
当然のことながら、「お祈りメール」が届きます。
これだけで終わると、ただ悲しい話なのですが、「私」はこの失敗を反省して、次の面接では失敗がないようにしっかりと準備を整えて臨むのです。
いや~主人公が「私」ですから、ハラハラしますね~!
同じ失敗は二度と繰り返さない私ですから(笑)、二回目の面接となる「ABCコンビニ」では完全な準備・対策をして、見事、採用を勝ち取ることができました。
この後の物語では、「ABCコンビニ」に採用された新人の「私」が、リアルな悪夢を見たり、他人の失敗談を聞いたりしながら、「what not to do=すべきでないこと」をタップリと学んで成長していきます(笑)
実際には、リアル悪夢や他人の失敗談を通して事前に予行演習を行う形が多く、結果として、次の本番ではバッチリ対応できてしまうので、徐々に「私」は「デキル奴」認定されていく気分爽快な読後感です!
採用面接
ところで、自分が採用面接を受ける立場は、これまでに何度かあったハズなのですが、あまりにも前のことで全く記憶がありません…。
何を聞かれたか、何を答えたのかも覚えていませんし、そもそも企業研究なんてした記憶もありません…。
今の採用面接の厳しさや事前対策の大変さとは雲泥の差でしょうから、時代というのは恐ろしいモンですね。
圧迫面接なんて言葉も、当時は聞いたことありませんでした…。
逆に自分が面接をする立場については、人事部にいたことはないので、パートタイムの方くらいしか関わったことはないですが、採用後に攻撃的な性格が分かったこともあり、見極めはホント難しいです…。
百戦錬磨の人事マンであれば、いくつものチェックポイントを見逃さないのでしょうが、15分や30分程度の面接なら、事前対策されてしまうことは普通にあるのだろうと思います。
特に日本の場合、一度採用されると、特別の事情がない限り解雇が難しいですから、人事マンの責任は重大です。
しかし、人事部での採用ミスマッチがあっても、すぐに悪い評価とはならない場合もあって、しばらく経って悪影響が出てきた場合に、配属された部署が「お気の毒に…」となるわけです。
実は私、入社3年目の社員が起こしたトンデモ事件で、大ダメージを受けた過去がありまして、空しく呟いたことがあります…「誰が採用したんや~責任者出て来い~(泣)」
今日の多読リスト
「私」が主人公ということもあってか、全ての本で感情移入することになり、パーフェクトに面白かったです!
読むスピードが遅いこともあって、1冊読むのに40分近くかかりますが、それでも集中して楽しく読めているのが自分でも不思議な感じです。
一文一文は決して難しくないこともあって、自分史上最高に(笑)、たくさんの英語に触れている気がしますね~。
タイトル | YL | 総語数 | 累計 |
The Job Interview | 2.5 | 4,328 | 206,899 |
The First Week on the Job | 2.5 | 4,726 | 211,625 |
The Presentation | 2.5 | 3,813 | 215,438 |
The Meeting | 2.5 | 4,389 | 219,827 |
The Email | 2.5 | 5,096 | 224,923 |
仕事でも予習?
「The First Week on the Job」ではリアルな悪夢を毎日見ることで(笑)、「what not to do=すべきでないこと」を「私」は予習していきます。
具体的には、初日から遅刻したり、同僚の名前を憶えておらず電話応対で失敗したり、上司への愚痴を聞かれてしまうなど、まあ色々とやらかしてしまいます。
ラッキーなことに、すべて夢の中の話ではありますが(笑)
「The Presentation」では、悪夢での予習はなく、同僚の厳しくも温かいアドバイスを受けて、スタンダードに指導が入っていきます。
どうやら、物語での「私」は、職場の同僚に恵まれているようです(笑)
「The Meeting」では、外部の社員を交えたミーティングで進行役を任された「私」が、またもやリアルな悪夢により、数々の失敗の予行演習をします。
会議用のアジェンダを忘れるところから始まり、好意的でない仕草である腕組みを行ったり、スマートホンを触ったりと、すべて夢の中の出来事ですが(笑)、なかなかの猛者ぶりを見せつけてくれます。
「The Email」では、先輩からのリアル指導を受けることになるのですが、これまで英文のEメールを見ること自体がありませんでしたので、私にとっては新鮮な内容で楽しめました。
いや~このシリーズは私にとって大アタリなので、残る5冊も楽しみです!