ケンカから始まる友達関係もあります(50代からの英語多読14)
50代から英語を独学でやり直しているおとぴんです。
現在の英語力は中学卒業程度(自己評価)、TOEICスコアなし(2/27初受験予定)です(汗)
「Foundations Reading Library」シリーズ⑨
前回は、嫌いな先生がうっかり落とした財布を拾った二人の高校生がネコババするものの…というお話でした。
今回はちょっとですが…レベル上がっています!
今回は「Do It!」をご紹介します。
何でしょう、表紙では男の子が二人でヒソヒソ話、片方は悪そうな顔をしてます…。
「Do It!」自体、何かキツイ感じですし、高校生なんだから警察沙汰とかもう止めてほしいわ~(笑)
本文からいくつかご紹介しますので、難易度のご参考にどうぞ。
Ryan was very angry with Kenji and gave Kenji a dark look.
You all have to make a science presentation with another person.
“We have to work together if we like it, or not," Kenji replied.
コスモピア・イーステーション「Do It!」より引用
難易度と内容
「presentation」とか覚えた記憶ないですが、良くも悪くもビジネスの世界では、なぜか横文字が出てくることが多いので(笑)、なんとなく読めれば、なんとなくわかる単語もありますね。
「スキーム」とか「コンセンサス」とか、他にも色々横文字ありますけど、もし日本語でのイメージと違ってると、これから修正が大変かもしれないですね…。
今回もまた、簡単な単語の組み合わせで「gave Kenji a dark look」とあり、前半でケンジに対して怒っていることから、ライアンがケンジに嫌な表情を向けたらしいことは分かりました。
さて内容ですが、バスケットボール好きで勉強嫌いなライアンと勉強好きでスポーツ嫌いなケンジが、先生の指示で、ケンカを繰り返しながらも、一緒にプレゼンの準備をしていくお話です。
対照的な二人が、ちょっとしたキッカケで、同じ方向を向くことになるのですが、読後感の良いお話でした。
日本の高校との違い
「Do it!」と、二人に共同での科学のプレゼンテーションを命じたのはホー先生なのですが、ホー先生は体育の授業、内容はバスケットボールでしたが、こちらも指導しているようです。
あくまでも本の設定であって、一般的な高校での状況とは違うのかもしれませんが、あらためて、アメリカの授業スタイルというか、基本的な仕組みについて興味がわきました。
日本では、中学生からは各教科の先生がいて、そのほかにクラス担当の先生もいるわけです。
少し調べたところ、アメリカではクラス担任の先生はおらず、スクールカウンセラーという役割の方が全般的に生徒のサポートを行うようです。
高校の授業自体、日本の大学のように自由な選択制で、授業ごとに生徒が教室を移動するのが当たり前のようで、生徒の基本的な教室が決まっている日本とは、そこからして違うんですね。
前回、学校の先生が、生徒の犯罪で躊躇なく警察を呼ぶところにも驚きましたが、個人主義というか、一人一人の自由が尊重されている印象です。
また今回は科学の授業なのですが、生徒だけでプレゼンさせる授業が高校であることに新鮮さを感じました。
仕事にもよりますが、社会人になったら、誰かに何かを伝えるプレゼンの機会が多くなるところ、自分の高校時代はもちろん、大学時代にもそんな経験は特にしてなかったな~と。
良い悪いは別として、教育の面でも色々な違いを知ることができて面白いですね!
今日の多読リスト(2/14)
「Do It!」を含んて、今日読んだ本のリストです。
タイトル | YL | 総語数 | 累計 |
Trouble at Sea | 1.2 | 2,310 | 58,582 |
Do It! | 1.4 | 2,465 | 61,047 |
The Golden Monkey | 1.4 | 2,852 | 63,899 |
「Do It!」のほかに、「Trouble at Sea」も面白かったです。
またもや極悪な大人が出てきまして、高校生の仲間が力を合わせて対決するシーンがあり、保護者の立場からすると「逃げて~!」という感じでしたが、最後までハラハラドキドキさせられました。
「The Golden Monkey」は、高校生が博物館での謎解きに挑戦するというお話で、「そんなアホな!」と何度か突っ込みつつも、楽しく読破することができました。
語数が増えてきたためか、いずれの本もストーリーの骨格がしっかりあって、読み応えがあります!