習い事と言いたくはないですが、ボーイスカウトはどうでしょう?
秘密にできるの?50代からのブログ事始め…で書きましたが、我が家には息子と娘がおります。
お子さんのいるご家庭では、習い事をどうしようか一度は悩まれたことあるのではないでしょうか?
子供の習い事は誰が決める?
子供がやりたいことは何でもやらせてあげるご家庭もあれば、何が本人に向いているかを確かめるために、ある程度は保護者が決めて、一通り通わせているご家庭もあるのではないでしょうか。
我が家では、何より予算が最優先で、子供がやりたいと言ってきたら、優先順位を決めさせる方針だったところ、子供がやりたいと言ってきたことが多くはなかったので、結果的に助かっています(笑)
ちなみに、幼稚園から小学生の習い事について、ネット上のある調査では、以下のランキングになってました。
習い事ランキング
1位:水泳 2位:学習塾 3位:英語 4位:通信教育 5位:音楽
6位:サッカー 7位:体操 8位:書道 9位:習字 10位:そろばん
40年以上前の私の子供の頃と決定的に違うのは、学習塾、英語、通信教育といったところでしょうか。
学習塾というのは実感として分かります。本当に私立中学を受験するお子さんが増えていますよね。東京なんかではクラスの半分くらい私立中学へ進学するところもあるらしいですし、驚きしかありません!
英語なんかだと、民間の学童保育でオールイングリッシュの教室もありますから、すごい時代になったものです。
費用もそれなりにお高いので、我が家では検討したことすらありませんが(笑)
しかし、小さい時から自然に英語に触れることで、勉強という義務感が少なくなるのは良いのでしょうね~これは心の底からウラヤマシイです!
一方、昔ながらの習字やそろばんもあって、懐かしくなってしまいます。
私が大昔に通ってたそろばん塾では体罰が当たり前にあって、ふざけたり悪いことしたら、竹のムチでシバカレたり、おでこをそろばんでゴリゴリされたりしてました。今ではありえないコトですけどね~(笑)
我が家の習い事
我が家の場合、息子が「水泳」「公文」「空手」、娘が「水泳」「ピアノ」「公文」を習ってましたが、時期的に全て重なっているわけではなく、習い事のある日は、週1~2くらいのペースでした。
「水泳」なんか、自分の子供時代を考えると、小学校の授業や夏休みで普通に泳げるようになってたので、わざわざ習う必要性に疑問を持ってましたが、妻から「今はそんな時代と違う!」の一言で決定されました…。
そのほかの習い事も、いずれも自分からやりたいと言ってきて始めたものですが、やる気がなくなったり、手を抜いていることが分かった時は、容赦なくやめさせました。月謝がもったいないですからね!
今は娘のピアノ練習に身が入っていないのでやめさせたいのですが、毎年の発表会で、小1から積み上げてきた成長を目の当たりにしていますので、「ここでやめるのはモッタイナイ」と思ったりもして…。
ボーイスカウトはどうでしょう?
ところで、ボーイスカウトという言葉を聞かれたことはありますか?ボンヤリと活動のイメージをお持ちかもしれませんが、多分、そのイメージで合っています!
制服を着て、野外を中心に活動する団体ですね。概要については、以下のHPをご覧ください。
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 (scout.or.jp)
私は、小学生年代の子供にとって、非常にオススメの活動だと思っています。
ウチの息子と娘も幼稚園から今に至るまで楽しんで続けており、保護者としては10年以上の関わりになります。
他の小学校の子供たちとも自然と友達になり、子供自身が、自分の小学校以外の世界を知ることができたことも、良かったことの一つです。
ただ、活動の目的や指導者の点で、「習い事」として捉えることには違和感があり、我が家の習い事としてはカウントしませんでした。
ボーイスカウトの目的
まず活動の目的ですが、他の習い事のように「具体的に何かが上手になる」という種類のものではなく、「より良き社会人の育成」を目的としており、その中に色々な活動が位置付けられています。
ボーイスカウトの教育
世界共通のヴィジョン:Creating a Better World (より良き社会を創る)
目的:より良き社会人の育成本連盟は、ボーイスカウトの組織を通じ、青少年がその自発活動により、自らの健康を築き、社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を体得し、かつ、誠実、勇気、自信および国際愛と人道主義を把握し、実践できるよう教育することをもって教育の目的とします
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟HPより引用
他にも、一般の習い事では(結果として)順位がつくことも多いと思いますが、ボーイスカウトではグループ(班)で順位を競わせることはあっても、私が知る限り、個人レベルでは思いつきません。
それぞれの興味で取得する個人の技能章はありますが、基本的に強制されるものではありませんし。
私自身は、子供に順位をつけて競わせることが悪いと思っているわけではなく、あくまでも私が感じたボーイスカウト活動のひとつの特徴です。子供なりに順位で疲れていることもあるでしょうしね…。
ボースカウトの指導者
指導者の役割を担うのはボランティアの大人です。
ボーイスカウトが公益財団法人となっていることからも、利益を追求する団体ではないことがお分かりかと思います。
実際に指導者はボランティアであり、多くの子供たちの面倒をすべて見てもらうというのは現実的でなく、どうしても手が足りないので、保護者のサポートが必要になってくるわけです。
特に小学校1年生からの「ビーバースカウト」、小学校3年生からの「カブスカウト」の各部門(隊)では、保護者のサポートは必須です。
保護者のサポートの意義
実は私、この保護者のサポートについてなんとなく事前に知っていましたので、活動に参加するにあたって心配な要素だったんです。正直、面倒な気持ちはありました。
ただ、実際にサポートで参加すると、デメリットよりメリットを感じました。というのも、自分の子供が、他の子供たちとどのようにかかわっているか、長時間、生で見ることができたからです。
しかし、私が所属している団だけではないと思いますが、カブスカウト(小学校3年~)の段階では保護者のサポートに際して、自分の子供へ直接かかわることは認められていません。
つまり、親が子供のために活動へ参加しても、主に他の子供たちの指導やサポートに回るわけです。
これには最初、私を含めて保護者の方で不安になることも多いのですが、自分の子供に直接関わらず、他の子供たちと活動を共にすることで、自分の子供に対して客観的な見方ができるメリットがあると感じました。
自分が他の子供たちをサポートする中で、色々なタイプの子供がいることに気づかされるからかもしれません。
また、自分の子供を他の人が面倒見てくれる、それなら私も…という好循環となる面もあるのかもしれません。
そういう意味でも、メリットというよりも、保護者が活動のサポートにかかわらないと、モッタイナイとさえ思いましたので、そこが一般的な習い事と違う点なのかもしれません。
団によって異なる雰囲気
年齢によってビーバー、カブ、ボーイなどに部門(隊)が分かれているとお話ししましたが、これらが全体の「団」に所属していて、地域名○○に数字△△を加えて「○○△△団」と呼ばれています。
実際の活動はボランティアの大人が指導・サポートしていますので、団の雰囲気や活動の頻度や方向性など、それぞれの団で、その性格はだいぶ違う面があるのではないかと思います。
私の子供が所属している団は、人間的にも尊敬できる指導者が多く、また所属する子供の数も多かったので活動の幅が広くなり、結果として有意義な活動が多く、とてもラッキーだったと感じています。
ただ、いくつかの団が合同で活動することも時々あるのですが、他の団の指導者の雰囲気や所属する子供たちの数、活動頻度などで、ウチには合わないかも…と思ったことがあるのも事実です。
事前の体験がオススメ
ですので、ボーイスカウト活動への参加を検討される際は、ぜひ、体験入隊会など、事前の活動体験を複数回経験されることをお勧めします。
お近くに団が複数あれば、複数の団でそれぞれ体験されることもオススメです。
というのも、一般的な他の習い事よりも長時間、指導者や他の保護者と一緒に活動することになりますので、活動内容もそうですが、子供に合うか合わないかという感覚も大事だと思うからです。
ほかにも、数は少ないですが、宗教団体が母体として発足している団もあり、宗教色のある活動が一部に含まれていたりすることがあるようですので、そのあたりも確認しておいたほうが良いですね。
普通の習い事とは色々と違いますが、ボーイスカウト活動、私はオススメしますよ!