子供と塾との相性次第で成績が変わるかも?

2022年7月3日

高校入試のシーズンですね!

今は私立が終わって、次の公立に向けて最後の追い込みをしているタイミングでしょうか。

受験生を抱えた昨年の我が家

昨年の今頃は我が家に受験生がおり、非常に家庭内の雰囲気が悪かった記憶があります(笑)

頭を抱える受験生

保護者としては、経済状況もあり、「どの高校でも好きに選んで良いよ~」とはならず、交通費もバカになりませんから、できれば近くの公立高校へ行ってもらいたいわけです。

しかし、公立高校の場合、当日点とのウェイト配分はともかく、内申点が全く影響しないということはないかと思います。

残念ながら、ウチの息子は内申点が低く、それも定期テストの点以前の問題で、提出物を徹底的に出さないというダメダメな結果によるもので、保護者としても非常に腹立たしいものでした。

父と息子の確執

そうすると、当日の点数を取るために、過去の自分を恨みながらも勉強を頑張るしかないのですが、ハタメには全く頑張っているようには見えず、いつ見ても寝てるという有様でした(泣)

なので、併願の私立も受験しましたが、「公立高校に入れなかったら、私立高校との差額は自分で支払え!」と息子に言っていたくらいです。

世間一般では「毒親」かもしれませんが、反抗期もあってか、投げやりな態度などが、ホント許せなかったんです…。

大手有名塾

息子も中3の時は、さすがに塾へ通っていましたが、少し遡って説明させてください。

ボーイスカウトのススメで書きましたが、小学生の頃、息子は習い事として公文の算数をやっていましたが、5年生の頃にサボリ始めたことから、見切りをつけて辞めさせました。

代わりに、本人が行きたいと言っていた学習塾へ切り替えました。友達が塾へ行っているというのも影響あったのかもしれません。

その時に選択したのは、全国的に展開している有名な大手塾でした。

当時は、何か特別な思いがあって、その塾を選んだのではなく、大手なら間違いはないだろうという軽い気持ちだったような気がします。

残念な結果

しかし、そんな甘い期待は、早くも中1の1学期で打ち砕かれ、塾内での成績も落ちる一方でしたので、塾へ面談の申込をして、担当の先生と話をしました。

通知表をもらった男の子

その時に感じたのは、ズバリ、息子に対する関心のなさでした。

もちろん先生がそんな話をするわけではなく、当たり障りのない話はされるのですが、この子はこんな性格で、こんな勉強の方向性が合ってる…などの前向きな話が一切聞けませんでした。

もちろん、先生をそんな風にしている原因は、間違いなくウチの息子にあると思いますが、効率を重視する塾では、優秀で素直な子供しか面倒みてくれないかも…と感じた瞬間でもあります。

塾の宿題をやっていなくても別に怒られるわけでもなく、たまに保護者に連絡があるくらいでしたしね。

中学受験とは異なりますが、人気コミック「二月の勝者」でいうところの「お客さん」になっていたわけです。

キツイ言い方をすると、「いいカモ」だったと思います。

客引きされる人

塾に行かないよりマシという考え方もあって、妻は、この時点で塾をやめることに抵抗あったようですが、私は、塾へ行くことが無駄な安心感を生むと思って、辞めさせることにしました。

ひたすら待つ

本人は塾へ行く時間がなくなったわけですから、自由な時間ができて、まあノビノビとしてましたね。

結果として、定期試験の点数はどんどん低下、提出物や授業態度なんかも全くダメ…という状況でした。

イライラして待つ人

保護者としては、もちろん声はかけますが、最終的に勉強や提出物も強要することはできないので、ツライ時期でした。

せめて…との思いで、内申点と当日点の計算式を作って、内申点の1点が、当日の試験ではどれくらいの点数に換算されるかなど「見える化」したりしても、本人は馬耳東風そのものでした。

やむを得ず、自分から、勉強したいとか塾に行きたいという声を上げるまで、待つことにしていましたが長かったですね~(泣)

ようやく、中2の冬休みに、本人から「塾へ行きたい」という希望を出してきたので、親が決めた塾なら行かせてあげるという条件で、学習塾を再開させることになりました。

塾の先生と生徒

ちなみに、私と妻が選んだ塾は、子供に対する態度も言葉も非常に厳しい先生がいることで有名で、子供たちから「あの塾だけは行きたくない~」と相当に嫌われているところです。

しかし私は、そんな先生でないと、気が抜けきった息子の面倒を見れないだろうな~と思っていたのです。

地元密着塾

実際に通わせてみると、その先生に毎回ボロクソに叱られているようで、当初、息子には相当ストレスがあったようです。

生徒を怒る先生

しかし、自分から塾に行かせてくれと言ったわけですから、今更やめたいと言ったら、今度は私からボロクソ言われることは本人もわかっていたんでしょうね。

また、中1の時に通っていた大手と違って、塾の宿題を忘れたら、終わらせるまで塾から帰れない仕組みになっていましたので、夜遅くまで家に帰って来ないことも多かったです(笑)

本人の気持ちとは別として、成績に関しては息子との相性はよかったようで、初めは嫌がっていた本人も後日、「この塾でないと自分の成績は伸びなかった」と言っていましたね。

あのまま大手の塾に漫然と通わせていたら…と思うと、この選択をして本当に良かったです。

三者面談

一つ面白いエピソードがあります。

中3の9月ころでしたが、進学希望について塾で三者面談がありまして、一般的には保護者は一人で参加するようですが、妻と私で参加させてもらいました。

三者面談

息子も同席しているわけですが、例の先生からは、聞きしに勝る暴言の数々でしたね(笑)

保護者の前であっても、関西ではメジャーな罵倒である「アホ」「ボケ」「カス」を、息子に対して容赦なく使ってくるワケです。

しかし、我が家ではそれ以上の悪い言葉を使っていることもあり(笑)、また、先生が息子に期待をかけていることが充分にくみ取れたので、私も妻も、不快になることは全くありませんでした。

それどころか、保護者を前にして、ある意味不要なリスクを取って、息子を厳しく叱る姿勢には信頼も感じました。

とはいえ、帰り道に妻と「あの先生は敵が多いやろな~」などと笑って話してはいましたが(笑)

その塾は子供に合ってますか?

結果として、幸いなことに、ウチの息子は当初希望していた近所の公立高校に合格することができました。

元気な男の子

学校の先生からは、「併願の私立が受かってるならお好きにどうぞ~まず無理でしょうけど~」とサジを投げられていた状況ですから、最終的に本人もよく頑張ったと思います。

本人も、塾の先生が厳しかったので合格することができたと話をしていますので、それは本当でしょう。

しかし、この先生が娘にとって相性が合っているかというと、必ずしもそうは思えません。

息子は理屈っぽいのですが、本人なりの納得があればシブシブやるタイプ、娘はコツコツ型ですが、色々言われると意地になって心を閉ざすタイプで、あ、これ面倒なタイプですね(笑)

叱らない子育てからはほど遠い我が家ですが、生活態度やしつけの部分を厳しくできても、勉強を強制させることなど無理な話ですから、娘の時も、せめて塾はしっかり相性を見極めたいと思っています。

しつけをするお母さん

一方、公立の中学校や先生は選べないですからね。今風なら、クラスガチャ、先生ガチャでしょうか?

成績だけが重要と言うつもりなど全くありませんが、子供自身の自己肯定感もある程度必要ですし、昔の私のように、漫然と大手塾を選んで、「有名塾に通ってるから安心!」とならないようにしてくださいね。

お子さんの性格にもよりますが、地元密着塾、一つの選択肢として私はオススメします!

家庭と仕事

Posted by おとぴん