京都の保津川下りとトロッコ列車はどうでしょう?

2022年6月24日

地元民は意外と、地元の観光名所に行っていない説ありますが、みなさんはどうでしょう?

今はマイクロツーリズムと言うんでしょうか、1時間くらいで行ける範囲の地元旅行が、コロナの影響で見直されているようですね。

今回、京都亀岡・湯の花温泉でのランチからスタートして、保津川下り、トロッコ列車と、ギュッと濃縮して、夫婦二人、車で小旅行をしてきましたのでご紹介します。

ギリギリの行程

実は、湯の花温泉での日帰りランチが先に確定してから、せっかくここまで足を延ばすんだから…と考えた時に、まだ行ったことのない保津川下りとトロッコ列車のプランが思い浮かびました。

多くの観光客の方は、京都の観光名所・嵐山を拠点として、行きにトロッコ列車を、帰りに保津川下りを楽しまれているものと思いますし、トロッコや保津川下りの時刻表なんかもこれが前提だと思います。

トロッコ嵯峨駅

なので、湯の花温泉でのランチをスタートとする日帰りコースは変則的で、回り切れるかどうか微妙なのですが、前日の雨のおかげか、川の水位が多少上がっていたことから、ギリギリ完走できました。

というのも、川の水位が高ければ川のスピードが増し、乗船場から嵐山までの所要時間が短縮されるからです。

水位が低い時には2時間、水位が高い時では1時間と、スピードが2倍違うみたいで、今回予定していたギリギリの行程は以下のとおりです。

11:00 湯の花温泉で昼風呂
12:00 湯の花温泉でランチ
13:15 湯の花温泉発~自家用車
13:30 保津川下り乗船場着(駐車場)
14:00 保津川下り発~定期船
15:30 保津川下り着船場着~徒歩
16:00 嵯峨駅発~トロッコ列車
16:30 亀岡駅着~定額タクシー
16:45 保津川下り乗船場

湯の花温泉(亀岡)

今回は、自宅から車で1時間の距離の温泉旅館、風情たっぷりのすみや亀峰菴がスタート地点となりました。

11時からチェックインできるのですが、おなかのすき具合が微妙なので、ランチの前に温泉に入ることにしました。

すみや亀峰庵(HPより引用)

それにしても、平日に会社を休んでの昼風呂はサイコーですね!!

平日の朝で他のお客さんもいませんから、湯舟でだらしない姿勢も取り放題で、完全にリラックスして温泉を堪能できました。

しかしあまり人がいないと、他人事ながら経営状態が心配になりますが、来月から入国制限の緩和が始まるみたいですし、落ち着いた風情のあるしつらえで、外国の方にも人気が高そうな温泉旅館だと思います。

なお、温泉の効能についてはあまり興味がないので、説明は割愛させていただきます(笑)

ランチは懐石料理で美味しかったのですが、後の行程が控えており、時間を気にせずゆっくり味わって…というわけにいかなかったので、そこは少し心残りでした。

かまど炊きのごはん(HPより引用)

しかし、かまど炊きのごはんは本当に美味しかった…おかずやお漬物なしでお茶碗一杯いただけました!

それにしても、温泉旅館の日帰りコースは、宿泊に比べるとリーズナブルなので、非日常感が必要なオモテナシの時などにはピッタリかもしれませんね。

車の運転で飲めないことを差し引いても、ちょっとクセになりそうな予感が…(笑)

保津川下り(亀岡~嵐山)

すみや亀峰菴を13時15分にチェックアウトして、本日のメインイベント・保津川下りの乗船場へ向かったのですが、前日に雨が降っていたため川の水位が気になっており、途中、保津川下りのHPをチェックします。

というのも、水位によって嵐山までの所要時間が前後するだけでなく、一定の水位を超えると、危険を避けるために「川止め」と言って、運行が中止されるのです。

自然が相手の遊びは、釣りでもそうですが、しょうがないことですね。

しかし今回は思ったほどの増水もなく、切符販売窓口で、1時間30分ほどで嵐山に到着するとの話があり、この時点で、最終便のトロッコ列車に乗れる可能性が高くなってきました!

ちなみに、最終便のトロッコ列車に乗れない場合は、特に珍しくはないJR山陰本線に乗って亀岡まで戻ることになります(笑)

運行が開始する14時まで待っていたのですが、初めは閑散とした待合所も、時間が近くなると他のお客さんがバタバタとやってきます。

これまではコロナの影響で客足に直撃だったでしょうから、これからもお客さんが増えると良いですね~

駐車場と切符売り場
船から見るトロッコ列車
岩のギリギリを通ります
嵐山へ到着(奥には渡月橋)

3人一組の船頭さんが乗り込んでおり、着船場の嵐山まで16kmを3交代で回していきます。

ポイントポイントで、それぞれの船頭さんが説明をしながら笑わせてくれますから、船では飽きずに時間を過ごすことができます。

アトラクションの急流下りまでの激しさはありませんが、それでも水は多少かぶりますから、手荷物はぬれても大丈夫なものにしておいたほうが良いでしょうね。

あと、腰に巻く膨張型のライフジャケットも装着が義務付けられていますので、万一の落水も安心です!

トロッコ列車(嵯峨~亀岡)

今回は嵐山への到着が15時30分を回っていまして、そこから徒歩でトロッコ・嵯峨駅に向かうのですが、1キロ・15分ほどの距離であり、トロッコ列車の16時発最終便まで、あまり余裕がありませんでした。

トロッコ列車の最終便に乗り遅れると、JR山陰線利用となって今回の計画コンプリートならず…となるわけですから、嵐山の観光客をすり抜けて速足で進みます。

結果、せっかく湯の花温泉でサッパリしたのに、天候の良さもあって結構な汗をかいてしまいましたが、なんとか間に合いました(笑)

実は、定額タクシーの予約が出来るとの事前調査で嵯峨駅まで歩いたのですが、トロッコ列車のHPを後で見たところ、着船場に近い嵐山駅でも購入できるとの記載があり、急いで歩かなくても良かったかも…(泣)

単線で一時間に一本が往復
手を出してはイケマセン!
トロッコ列車から見た保津川下り

切符の購入時に、窓あり席と窓なし席の希望を聞いてもらえますが、この気候ですから窓なし席にしました。

また、トロッコ・亀岡駅への到着時刻に合わせて、保津川乗船場までの定額タクシー(1,400円)の予約もここで行いました。

時期によるのかもしれませんが、トロッコ列車の最終便に乗ると、保津川下りは終了している時間なので、嵐山まで戻ってくるには、折り返しの最終トロッコ列車に乗るか、別の方法が必要です。

おすすめ度

今回は初めから、会社を休んで妻と二人で出かけようと思っていましたので、家族全員で行くつもりはありませんでした。

実際に行ってみて、子供を連れてこなくて正解だったと思います。

そもそも子供に懐石料理は猫に小判ですし(笑)、保津川下りの乗船券も良いお値段(大人4,100円)しながらそれほどのスリルはなく、あくまでもユッタリ景色を眺めることが基本です。

船頭さんの話も、どちらかというと年配の方向けで、子供に1.5時間は長すぎるのではないかとも思います。

トロッコ列車も、渓谷美を楽しむ時間がほとんどで、アトラクション要素はありません。

なので、保津川下りとトロッコ列車からのそれぞれの景色を、視線の高さの違いで楽しむ大人向けのコースかなと思います。

「保津川下り」と「トロッコ列車」は日帰りで充分楽しめますし、泊りがけで京都方面に来られる場合は、一日を嵐山で楽しむ行程にしてみてはいかがでしょう?

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Posted by おとぴん