50代ではじめてTOEICを受けてきました
今日、約50年の人生の中で、初めてTOEICテストを受けてきました。ちょっと大げさですかね(笑)
現在の英語力と目標設定でご紹介しましたが、年代や業種によるところもありますが、これまで全くTOEICとは無縁の世界で過ごしてきました。
受験者数でスゴサを実感
新卒採用に関わる人事部にいたこともありませんし、「会社によっては、採用時にTOEICのスコアが必要なところもあるのね~大変そうね~」と、完全に他人事でした。
しかし、今朝、試験会場に行ったところ、検温をする必要もあって順番に列を作っていたのですが、その人数の多いこと!
もちろん若い人が圧倒的に多くて、時折、保護者同伴の小学生らしき姿も…。
私と同年代と思しき方は、50人に一人くらいでしょうか?
それでもなんとなく仲間がいるようで安心しましたが…。
みんな大好きTOEIC
行列に並んでいる間ヒマだったので、受験者の多い試験ランキングなるものを調べたところ、TOEICは運転免許試験の約200万人に次ぐ受験者数の多さでした。
なんと、2020年度のTOEIC受験者は153万人です!
人気資格と言われる宅建ですら約20万人の受験者ですから、とんでもない数の受験者数です。
もちろん、合格すれば二度受けることはない他の試験と違って、TOEICは何度でも受けることができますから、この違いはあるにせよ、私にとっては驚愕の事実でした。
世の中ではこんなにTOEICがメジャーになっているのに、それに気づくこともなかった私が、子供の教育、特に英語について何か言う資格があるのか? いや、ないな!と。
英語の勉強がこれほど世間に浸透していることも知らず…自分が全く別の世界にいたことに、少し恥ずかしさも覚えました…。
会場に入って
会場入り口で、他の資格試験との多少の差を感じたのは、本人チェックがことのほかしっかりしていることでした。
試験当日の持ち物の中に、写真付きの本人確認書類として、運転免許証などが例示されているのですが、学生証のほか、パスポート、マイナンバーカードなど、種類が限定されています。
本人証明として他で認められることもある、宅建主任者証、船舶操縦免許や電気工事士免状は対象外です。
確かに良く考えたら、会社によっては採用時の能力判定として重要な評価になりますし、替え玉受験とか考えそうなもんですよね。
今年のセンター試験でも、ある意味スゴイ不正行為ありましたが、あまり無茶して入っても、そのあとシンドそうな気はしますけどね…。
予備知識なく試験開始
私は午前の部を受けましたので、9時55分から試験の説明やスピーカー音量のテストが始まりました。
私の席だけ、「公開テスト受験のしおり」が事前に配布されていなくて、説明が始まった時にはちょっと焦りました。
あと、マークシートを見て初めて知りましたが、リスニングが100問、リーディングが100問の合計200問のテストだったのですね…。
今回の私の目的は、今後の学習到達度を測るため、現在の自分の英語力を、とんでもない点数であっても自然体で知っておきたかったので、予備知識を何も持たずに臨みました。
繰り返しになりますが、決してTOEICを舐めているわけではありませんので、そこだけはご理解ください(笑)
この後、当然のことですが、テストの時間で地獄を味わうことになります…。
いざ!リスニング!
開始時間近くになると、問題用紙が配られて、いよいリスニングテストの開始です。
問題用紙には、封がしてありまして、試験開始の合図があってからそれをキレイにはがそうとしたのですが、接着力が強く、結局引きちぎることになりました。
何もかも初めてのことですから、こんな些細なことでも動揺があります…。
試験問題は最後に回収され、持って帰ることができないので、あとから確認のしようもないのですが、一言で言うと、「あ~え~う~」と唸っている間に、なにもかもが終わった感じです。
リスニングの問題は、絵や図を見ながらとか、会話の中での適当な選択肢をマークして進めていくわけですが、なにしろ、1回しか音声が流れないので、悩んでいる時間がないのです。
僅かに聞き取れた単語を組み合わせて、選択肢を消去法でやっつけていると、もう次の問題の音声が流れるので、次の問題を聞き取れずに落とすことになるのです。
いや~恐ろしいです、リスニングテスト!
リーディングと違って、聞き直すことができないため、聞き取れなかったら、もはや妄想の世界に入ってしまいます。
この単語だけは聞き取れたので、この単語から想像して…とか、もうエイヤ~っと決めるしかないです。
リスニングのテスト時間は45分だったのですが、後半では集中力すらなくなって、グッタリしてしまいました。
リーディングで挽回?
リスニングの結果は、間違いなく正解と思えるものが100問中数個しかなかったので、悪ければ10点くらい、良くても20点くらいしか取れていない感じがあり、せめてリーディングで頑張ろうと。
しかし、ですよ。
確かに読み返すことができる余裕はありますが、読み返してたら到底全問に目を通す時間が残されないわけで、ほんの少しだけ悩みました。
でも、分かるところまでやって、あとは適当にマーク!と決めてからはラクになりましたが。
ですが、またしかし、なんですよ。
知らない、分からない単語が多すぎるのです。
先ほどのリスニングテストも、聞き取れなかったのではなく、単に知らなかった単語も多かったんじゃないかと思えてくるのです。
試験問題が手元にないので、確かめようもないですが、自分の語彙力のなさは痛感しました。
読解問題だけでなく、穴埋め問題もあるのですが、形容詞だの副詞だの過去分詞だの、適当な形の言葉を入れる際に、その単語の元の意味を知らないようでは、だいぶ痛いな~と。
まあ、こんなことをグルグルやっていると、リーディングテストも時間が足りるわけありません。
試験終了まであと数分となった時に、自分が解いている問題は問175でした~(笑)
あとは運任せ~!
2時間の試験を終えて…
一言だけ…「参りました!」
もちろん、降参しましたという意味ではなく、この高い目標に向かっていく覚悟がシッカリとできました。
また、こんなにもたくさんの人が英語を勉強していることも分かり、良い年したオッチャンとしても、ボンヤリしてられないなという良い刺激になりましたね。
今回の結果ですが、配点など全く分かりませんが、スコアは良くて300点台くらいの気がします。
高校1年生の平均スコア400点も取れてない感じです。
それでも、英語学習のスタート地点に立ったことだけは、自分で認めてあげたいですね。
語彙力強化へ
そして今回、新たに分かったことがあります。
色々と面倒なので、自覚したくはなかったことですが(笑)、語彙力が全く足りていないことが今回ハッキリしました。
なので、これまでの多読は一時的にストップして、集中的に単語力の強化を図ることにします。
もともと、英語多読の中で自然に語彙力が増えていけば良いな~と甘く考えていましたが、最近は、分からない単語が増えてきて多少ストレスになってきていたので、ここらでスパッと切り替えます。
単語を覚える作業が嫌で逃げていただけのような気もしていて、それではダメなハズですよね。
ただ、あまりに長期戦になると、モチベーションの維持が難しいので、次回のTOEICは早めに受けようかとも思っています。
単語2か月、多読再開2か月で、6月末くらいに再チャレンジかな~早すぎる気もしますが…。
気持ちの持ちようですが、今が底と考えて、後は上がるしかないと前向きに勉強を進めていきます!
試験以外のボヤキ
試験とは全く関係ないのですが、お手洗いが近い人は、長時間の試験はシンドイですね。
TOEICの試験時間自体は2時間ですが、試験の説明や音テスト、試験問題などの回収で、3時間近く拘束されます。
記憶力はビックリするくらい衰えてきていて、単語の暗記も若い時よりも何倍も大変だろうと思っているのですが、それでも時間をかければ何とかなるような気はします。
ただ、体の衰えだけは…。
以前ご紹介した賃貸不動産経営管理士の試験は2時間でしたが、私としては、これくらいが限界です。
なので、今日の試験終了の直前には、体調不良ということで挙手しようかとモンモンと悩んでました…。
恐らくは試験官に申し出ることでトイレは許可されるものと思いますが、原則が「退室は認められない」となっているのがプレッシャーなんですよね~。
トイレは不正行為がありえるから原則アカンのでしょうけど、一部の人にはツライ仕打ちです~(泣)