親子で読めるコミックスは家族共通の話題になりますよ
みなさんのご自宅にはコミックスはありますか?
今回お話したいのは、漫画雑誌ではなく、単行本のコミックスのことです。
学生時代はコミックスとともに
私が小学生の頃は「リングにかけろ」、中学の頃は「湘南爆走族」、高校の頃は「北斗の拳」、大学生の頃は「スラムダンク」、社会人なりたての頃は「島耕作」などなど、たくさん読んできました。
今でこそ、電車の中で新聞や雑誌を読んでいる人は少なくなったと思いますが、今から20年ほど前までは、ありふれた光景だったように思います。
社畜の心の支えもコミックス
50代オッチャンの考える「飲みニケーション」でも書きましたが、30代の頃は会社の飲み会も多く、仕事の意義も感じられない時期でしたので、お気に入りの漫画雑誌だけが心の救いでした(笑)
当時は、好きな漫画が多く掲載されていた「ビッグコミックオリジナル」を愛読してました。
この雑誌は、月2回の発売なんですが、発売されない週の仕事のツライことと言ったら…。
人気の雑誌は売り切れることも多かったですから、翌週に「ビッグコミックオリジナル」が残ってた時に、何度か間違えて買ってしまい、「アレ、これ先週買ったやつや…」となることも何度かありました(笑)
改めて「ビッグコミックオリジナル」で検索すると、歴代の連載作品の一覧を見ることができるのですが、当時楽しんでいた作品が並んでて、色々思い出して懐かしいです。
実際に良い作品が多くて、電車の中で、涙を我慢したことも何度もありまして…(笑)
「オリジナル」のついていない「ビッグコミック」にも手を出したことあるのですが、タイミングもあったのか、読者層の違いもあったのか、当時はあまりピンときませんでした。
オリジナルがつかない「ビッグコミック」は、「ゴルゴ13」で有名な雑誌ですね。
そんなこんなで、漫画とは切っても切れない人生だったのですが、単行本のコミックスを集める趣味はこれまでありませんでした。
40代になると、なんとなく「ビッグコミックオリジナル」を買わなくなっていったのですが、携帯電話の普及も関係していたように思います。
仕事がラクになったとかでは絶対にありません!
単身赴任とコミックス
私、40代の頃に東京へ単身赴任をしていたことがありまして、帰省しない週末は暇なもんですから、近くのレンタルDVD屋さんに良く通って映画を見ることが増えました。
これまで見れなかった名作をよく見ていたのですが、集中して見ようとなると、どうしても2時間くらい必要ですから、面倒に思う時もあるわけです。
ありがたいことに、そのレンタルDVD屋さんはコミックスもレンタルしていて、コミックスだと自分で時間をコントロールできるので、DVDではなくコミックスを借りる回数が増えていきました。
そこで「ピアノの森」や「ヒカルの碁」などに出会いました。
どちらも良い作品で、いい年したオッチャンが、単身赴任先で泣きましたね…
ここで漫画のスイッチがもう一度入るのですが、今度は、子供も読めるコミックスを厳選して自宅に置こうと考えました。
そんな時に出会ったのが、日本財団が支援するこれも学習漫画だ!のサイトでした。
そして、レンタルで借りれるコミックスを実際に読んでみて、「これは!」と思うものを、単身赴任終了後に集めることにしました。
当時、息子が中1、娘は小学校3年生で、 上記のサイトには、小学生には厳しい「ゴルゴ13」や「ウシジマくん」なども入っているから注意が必要です。
「ウシジマくん」などは、優れた学習漫画だと思いますが、アダルトな要素がふんだんに入っていますので、それは踏まえて、選択をする必要があります。
我が家の本棚
コミックスの置き場所ですが、狭いスペースの有効活用ということで、カウンターテーブルの下を利用することにしました。
リビングに面したところで邪魔にもならず、子供たちが取り出し&片づけやすい場所です。
カウンターテーブルに合った、ちょうどよい奥行のカラーボックスをホームセンターで見つけたので、それを3つ横に並べました。
カラーボックス1個あたり34冊×4段の収納ができ、×3個で408冊もの収納量となり、1個あたり1,000円くらいでしたので、3,000円でコミックス専用本棚を用意できました。
我が家の書棚に現在収まっているコミックスのうち、完結済みのものは以下のラインナップです。収納にはまだ余裕あるので次は何かな~?
なお、以下のすべてのコミックスで、50代オッチャンは号泣しております(恥)
「生きるための逃げはありです」八軒の通うエゾノー校長先生の言葉が、今の時代だからこそ胸に刺さります。
不朽の名作スラムダンクでの名言「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と矛盾するようですが、全く矛盾しません!
小学生時代の、聴覚障害のある硝子に対する将也のイジメが、彼の精神的な幼さゆえに凄惨で、親の立場からは読み続けるのがツラいほどです。
そのことが原因で自分が仲間外れになり、死を覚悟して初めて、将也は自分と他人の心に真剣に向き合います。
「お前のこえ 聞いてるつもりだったけど 本当につもりなだけだった 当たり前だよな 話してくれることが全部だなんてありえないのに」
二つのシリーズありますが、いずれも、桜木先生が根拠を持って言い切る名言のオンパレードです。
50代オッチャンが特にハッとさせられたのは、シリーズ2の中でのセリフ「幸せとは金と健康だよ」です。
自然を前にして、人間がいかにはかなく、もろいものか、残酷なほど教えてくれます。
大切な人が何かを求めて山に登り、何人も死んでいきます。「何が何でも生き抜いてこそ本当のプロだ」
ママ友とのおつきあいに疲れたら読んでいただきたい一冊です。斉藤さんはママ友にいないタイプです(笑)
「与えてやることが 買ってやることが ホントに子供のためになるの?」
キレイゴトで済まされない産婦人科の現場。幸せなお産もあれば、そうとは言えないお産もあり…。
「出産は病気ではない。だから皆幸せなものだと思い込んでいる。多くの妊娠出産を見れば見るほど思う。出産は奇跡なんだ。」
このほかに、宇宙兄弟、ちはやふる、ブルージャイアントなどなど、連載中のものもあって、家族みんな、次の発売日を楽しみにしています。
面白いもので、家族もほとんどのコミックスを読みますが、相性が悪いというか、読み進まない場合もあるようです。
息子は「コウノドリ」、娘は「ドラゴン桜」、妻は「二月の勝者」に、それぞれ興味が乏しく…。
「コウノドリ」なんかは、息子のために買ったつもりなのですが(笑)